2020年4月1日
こんにちは
Sleeping Beauty の渡辺千尋です。
続きです。
第2希望のM大から第1希望のW大受験までは4日。
その間にD大(第6希望)とB大(第5希望)の発表があった。
長女は18年の人生で1番辛い毎日を送っていました。
私も48年の人生で1番辛い毎日を送っていました。
私は自身が辛いのではなく、長女と次女が辛いのを見るのが、辛いのだ。
私「Mちゃんは今が人生で1番辛いんだって」
次女「じゃあ2番目に辛かった事ってなぁに?」
長女「えっ?何かなぁ?今が辛くて思いつかないけど。あっ修学旅行かな」
次女「Sに言われた時じゃないんだ」
長女「あー思い出せなかったよ」
私もその時、次女と同じ事を思っていました。
18年の人生で2番目に辛いのはSにコテンパに言われた時じゃないんだと。
この子は1年間必死で勉強し、その想いを消化して行ったんだ。
D大の発表をパソコンの前で長女と一緒に確認した。
不合格。これで3つ目。
D大はセンター利用した大学だ。
模試ではK大もD大もA判定だったのに
この時点で私はかなりヤバイなと感じてハートがドキドキしてきていました。
長女も同じ事を思っていたが、口にはしなかった。
長女「私はW大受験まで1校も決まってなくても、お母さんが死なない限りは絶対に大丈夫。
W大だけ合格すればいいんだから」
彼女は自分自身を必死に奮い立たせていたのだろう。
そして、予備校に電話します。
合否の報告は不合格の場合には本当に酷な作業です。
だって彼女はまだ不合格しか報告していない。
彼女は不合格をみても、決して泣かなかった。
『私が行きたい大学はW大だ』
と言う強い想いが彼女を支えていたように私にはみえました。
そして、長女はこの日もサッと頭を切り替えて勉強する。
W大受験前日、私が倒れてしまった。
頭痛と吐き気で起き上がれなくなってしまったのだ。
この日はB大の発表日。
10:00に発表だったが、私は起き上がれなかった。
もう、不合格を見たくなかったんだと思う。
長女は1人で確認して、予備校に電話をするときに、やっとの思いで起き上がったら、合格だった。
初めてもらった合格
私は涙が溢れました。
長女は第1希望の前日にやっと合格を頂けたのだ。
やっと予備校の先生に合格を伝えられた。
私はこの日、ずーっと頭痛と吐き気で何も出来ずにベットで過ごしていた。
そして夜、こんな会話をした。
私「Mちゃんはこの1年間、本当によく頑張った。 大切なのは結果じゃなくて、そこに至る過程だよ。
あれだけ頑張れたのだから、もうあなたは大丈夫。
どこへ行っても何でもできるよ。Mちゃんはお母さんの自慢の娘だよ。とても誇りに思う。S先生との事も自分の中で解決出来たんだね。偉かったね。
今日、お母さんの具合が悪くなってごめんね。
明日はリラックスして行ってらっしゃい」
長女「私はW大の発表の日に受かっても落ちても学校に報告に行くよ。担任の先生とS先生にお礼を言いに行くって決めてるんだ」
彼女はこの1年間、ずーっと勉強して自分自身と向き合ってきました。
わからない問題があり、全部間違えていても、出来る様になるまで何度も何度もやり直した。
落ち込んだり、後悔したりする時間は勿体ない、気持ちを切り替えて、とにかく前を向いてやり続ける。
それと同時に感謝をするってどう言う事なんだろう?
と自分自身に問いかけていたのでしょう。
明日は名門中の名門。
全国の受験生が憧れのW大
そして、人生最後の大学受験の日。
長女の実力が存分に発揮できる事を願って私は浅い眠りについた。
⑩に続きます。
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