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我が家の1年間受験戦争(次女編⑥)

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2020年4月20日

こんにちは

Sleeping Beauty の渡辺千尋です。
緊急事態宣言が全国に発令されました。
今、自分ができる事を一緒懸命やりましょう。
それは、手洗い、うがい、家から出ない
学生は勉強しよう
ママ達はアロマを勉強しようw
我が家の1年間受験戦争(次女編⑤)
続きです。
今年の前期入試は
2/12  筆記試験
2/13  面接試験
でした。
高校によって2日目が面接試験の学校と作文の学校があります。
前期入試の日、パパは会社の休みをとっていた。
次女は朝、仏壇にお線香をあげてギリギリの時間に家をでたので、パパが心配して駅まで付いて行った。
次女は苦手な国語が1限くる事に緊張していた。
私も少し緊張していたが、1限が終われば、もう大丈夫だと思いノンビリ過ごしていた。
入試は15:30に終わる。
17:00過ぎて次女は帰ってきた。
長女、私「おかえりー、おつかれー」
と声を掛けた。
次女は荷物を置いて着替えると殆ど口をきかず、何も食べずマンガを読んでいた。
誰も何も聞かなかった。
でも、出来なかったのだろうとわかった。
夕飯も殆ど食べなかった。
夜寝る時に、次女は泣きながら、私だけに話しをしてくれた。
次女「理科が最後までおわらなかった。時間が掛かる問題を丁寧に解いてたら気付いたら残り2分になっていた。大問を2つ空欄で出した」
私「Yちゃんは良く頑張った。今日1日頑張って受験して偉かったね。高校はもう一度受ければいい」
次女「Mちゃんは私より頭が良くてすごいんだ。私の事Mちゃんは強いって言うけど、私はバカだし、弱いんだ。本当に強いのMちゃんだ。Mちゃんみたいに点数が取れなかった」

私「Mちゃんが強くなったのはS先生に言われてからだよ。高校の3年間をかけて強くなったの。
3年前のMちゃんに後期試験まで受ける精神力は無かった。そして、Mちゃんの中にY高校を受けるという選択は無かったんだよ。YちゃんはY高校を受けようと自分で決める事が出来る強さがあるんだよ。
私立高校を合格しているんだから、また挑戦すればいい」
それから、他の教科についても色々話しをしてくれた。苦手な国語は大丈夫だったそうだ。
帰りの電車で寝過ごして隣の駅まで行ったら、クラスの男子Uに会ったらしい。
Uが受けた高校の倍率が0.77倍なので、受験すれば合格できる。
U「みんな、テスト中寝てたし、来てない生徒もいっぱいだった〜。俺、寝ないでテストやったから合格だわ〜」
と言っていたそうで、次女が笑いながら
「おめでとう〜」
と話しながら帰ってきたそうだ。
Uのママはパラグアイ人でパパと死別した為、国に帰り、Uは現在祖父母と暮らしている。
お弁当を持参する日は自分で作ってくるような男の子だ。勉強は得意ではないが、話しは面白いし、自立しているので次女は尊敬している。
次女は
「寝過ごしたのはUに会って話をするためだったんだ。話しが出来て良かったー」
と言っていた。
次女は理科が得意科目だ。次女が受けた高校は全教科85点以上(合計425点)で合格率80%、理科で点数を稼がないと合格は厳しい。
苦手な国語が出来たとしても無理だろう。
次女が長女の話しをして自分と比べてしまうのは、長女が高校受験の時に数学以外は問題なく解けて、過去最高得点を取得した。
だから、次女にも「本番は大丈夫だよ」と伝えていたからどうしても比べてしまったのだと思う。
そして、長女は模試の判定がS(SはA判定よりも上)の高校を前期に受験したので、模試D判定の高校を受験した次女とは状況が違っていました。
翌朝、私は気付いた事があります。
次女は強く見えるが、凄く弱い部分がある。
昨夜次女が私に話ししてくれた事をパパに話した。
私「Yは精神が弱いところがあるね」
パパ「Yはメンタルは弱いよ。だから会社の休みをとったんだ。朝、落ち着いた状態で受験に行けるように駅まで付いて行ったんだ」
私が気付かなかったところは、パパがずっとフォローしていた。
次女が2日目の受験を終えて帰ってきた。
私と長女はリビングにいた。
リビングの床で自己採点をはじめる。
その表情は見えない。
床に涙をポタッポタッと垂らして、5教科の採点が終わるとそのまま横になって黙って泣いていた。
その次女の姿を見た時がこの受験戦争の中で、私が最も辛いと感じた瞬間だった。
長女は何も言わずに自分の部屋に入った。
私「Yちゃん、何で悲しくて涙が出るかわかる?」
私の声も震えている。
次女は泣きながら、首を振る。
私「一生懸命勉強を頑張ったからだよ。
勉強しなかった人は悔しくも悲しくもないから涙は出ないよ。
Yちゃん偉かったね。本当に良く頑張ったよ。
今日も休まず、面接を受けに行けて偉かったね。
塾の先生はテストが出来なかったら、すぐに塾に来るように言ってたよ。今日、塾へ行こう」
次女は黙って、塾へ行く用意をした。
いつもは駅までしか送らないが、車の送迎が大嫌いな私がその日ばっかりは塾まで送っていった。
⑦に続く
Sleeping Beauty は
受験生とママを応援しています