文字サイズ
背景色

047-308-8545
090-8563-0606
営業時間 10:00~19:00
定休日 水曜日・日曜日

お問い合わせ 

メニュー

ホーム > ブログ&お知らせ > 我が家の1年間受験戦争(次女編③)

我が家の1年間受験戦争(次女編③)

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年4月16日

こんにちは

Sleeping Beauty の渡辺千尋です。
我が家の1年間受験戦争(次女編①)
我が家の1年間受験戦争(次女編②)
続きです。
次女は受験に関してこんな事を話していた。
次女「高校生はすごいよね。
みんな、受験日に高校へ行ってテストを受けて、合格点をとってくるんだから。
自分には想像するだけで、無理だと思う」
私「あーわかる。お母さんも中3の時に同じ事を思っていたよ。高校の制服を着ている人が全員羨ましく見えた。
この人達皆んな、受験に合格できたすごい人達だと思ってたよー」
次女「だよねー」
この気持ち、理解して頂けるだろうか?
長女と姉に話すと
「そんな事、考えた事もない。
高校は受験したら合格して、通うところだよ」
だそうだ。
15歳の次女にとって受験はそれ程大変な事なのだ。
そして彼女は、とにかく塾が嫌で勉強をしたくないとずっと文句を言いながら、夏期講習、理科、社会の総復習ゼミも参加し、学校説明会へ行き、夏期合宿にも参加した。
2学期が始まると暑い中体育祭の練習をしたり、学校と塾の両方へ行くと疲れがたまり、機嫌の悪い日が増えていった。
8月から「Vもぎ」という、県立高校ソックリ模擬が始まり、翌年の1月まで毎月受けて行く事になっていた。
次女はまだ第1希望をY高校にするか、K高校にするか、決めかねていた。しかし判定は両方D
学校の学力テストの結果もまだ志望校までの合計点数まで足りていなかった。
試験の結果が悪いと余計に機嫌が悪くなっていた。
機嫌が悪くなると、元に戻るまで何日もかかる子だ。
私「機嫌が悪くなってイライラする事は別に悪い事じゃない。でもその状態のYちゃんにはイライラする現象しかこない。お母さんはYちゃんを愛している。
だからその状態のYちゃんを見るのが辛いんだよ。
イライラする事があったら一つ一つ自分自身で手放して行こう。この状態になった時にはらお母さんにどうされたら嬉しいかな?」
次女「わからない」
目に涙を浮かべて答えた。
私「じゃあ、イライラしたら今、イライラしているんだと一度自分の中で受け止めよう。そしてその状態が嫌だったら辞めて行こう」
この時の次女には私の言っている意味が分からなかっただろう。それでも良かった。
必ず分かる時がくるからだ。
私はこのセリフを何度も何度も使った。
次女は長女を見ていたので
「私はMちゃんみたいには勉強できない」
と言いながら勉強し、長女のように勉強できない自分自身にもイライラしていたのだろう。
Vもぎの結果は12月に志望校判定がCになり
学校の学力テストの成績も志望校の合格率が80%まで上がった。
この時、塾の先生にも相談して次女の中でY高校にしようと決めたようだった。
感情のアップダウンを繰り返す次女を注意深く観察した。機嫌が良い時に話しを盛り上げて助長したり、機嫌が悪い時に腫物に触るような態度を取るのも良くないと気付き、どちらの状態であっても同じ態度をとるようにした。
次女は自身が感情的なので、感情的に怒る大人が大嫌いだ。
だから部活が嫌だったのだ。部活の先生は熱心に指導するあまり感情的になる事が多い。
その状態を他の生徒と同じ様に受け入れる事が出来ない。
なので私は次女になるべく感情的にならないように徹していた。そうしないと本当に伝えたい事が伝わらないからだ。
受験を通して、彼女のイライラに正面から向かい会い、感情の起伏の幅をどうやったら狭くできるようになるか常に考えていた。
それは私にとって、大変な事だった。
④に続く